麻薬組織によ活動が活発化し一般犯罪が増加の一途をたどる

ブラジルの治安は非常に悪い状況で、特に大都市圏を中心に一般犯罪が増加の一途をたどり、犯行手口も凶悪化しています。

軽犯罪においても銃などの凶器が日常のように使用される状況で、最近は麻薬絡みの組織的犯罪が頻繁化しています。

組織的犯罪においては、銃撃戦になることがしばしばであり、この争いに一般市民が巻き込まれる状況も起きています。

なかでもサンパウロは最悪な状況で、治安情報として幹線道路を走行中の車が停車したと同時に、その車を襲って金品を強奪する事件が多発しています。

特に頻発しているのが、コンゴーニャス国際空港やグアルーリョス国際空港から、市内に伸びる幹線道路で発生しています。

これは、外国からの観光客の車を狙うためで、手口として、まず空港からやって来た車両を狙って襲い、被害者の身柄を短時間拘束します。

その間に現金やキャッシュカードやクレジットカードなど、お金にかかわるものすべてを奪います。

キャッシュカードは被害者に現金を引き出させてから奪うという、とても凶悪な手口です。

このような事件が、サンパウロ市内において1日平均12件も起きているとも言われ、これは2時間に1件起きているということになります。

これは市内だけが悪化しているわけではなく、サンパウロ州全体が悪化している状況です。

従って、夜だけが危険なのではなく日中でも頻繁に事件は起きているため、昼夜を問わず治安状況は最悪な状態です。

最近では、ブラジルと親密な関係である日本人が多く住むとされる、ジャルジン・パウリスタ、パライゾ、ベラ・ヴィスタといった地区でも、自動小銃を構えた武装集団にアパートごと占領される強盗事件が頻発するまでになっています。

サンパウロ市内が、これほどまでに凶悪犯罪のるつぼと化している原因の一つに、貧民街の存在があります。

南米最大ともいわれる約10万人が暮らすエリオポリス貧民街を筆頭に、約1,800とも言われる貧民街にサンパウロ市内が囲まれていることが原因とされています。

特に麻薬組織によ活動が活発化していることもあり、毎日のように麻薬取引に絡んだ殺人事件が多発している状況です。

ブラジルではこのような治安状況であるため、車を運転時であっても注意が必要です。

特に、国際空港から市内に伸びる幹線道路では、走行時でも常に窓は閉め、ドアはロックを確実に行うようにします。

そして停車中に誰かが近づいてきても絶対に窓を開けてはいけません。

また、停車中を狙われることが多いので、多少遠回りとなっても渋滞するような道路は避けます。

今後ブラジルに行かれる場合には、現地の治安情報をしっかり把握することが重要です。